しこしこ
今日は久しぶりに外出したので疲れました。
ゼミの発表だったのですが、一つ思ったこととしてちゃんと最新版の教科書を買いましょうということですね。
2/1の進歩としては数理論理学をゼミによってある程度進めることができました。
完全性定理の証明に登っています。
今日は思考することの話をしたいです。
頭が悪い人
世の中には頭が悪い人がいます。
自分が頭が良いと言っているわけではなくて、そういう排中律での話は一旦忘れてください。
そんなんだと数学系の人は頭が固いと言われかねません。直観主義論理も使いこなしていきましょう(?)
自分が頭悪いと思うのは、話が通じない人やちゃんと考えていない人のことなんですけど、
例えば証明という行為で何をしているのか理解できてない人がいるんです。
1.A⇒B
2.B⇒C
よって1,2よりA⇒C
例えばこういう三段論法を、三段論法として認識してしまうわけです。
本来なら「⇒」という意味を考えて、1,2から導出される結果がA⇒Cということなのですが、
どうやら「A⇒BとB⇒CがあったときA⇒Cですよ」そのくらいしか情報を得られていないということなのでしょうか。
ハッキリ言って理解が及ばない。理解ができない人種です。
そういう人って、どうしたら良いんですかね。
機械的な暗記しかできず、思考をしていないのかも。
意味を理解する器官が壊れていて思考ができないのかも。
思考をしていても理解ができないのかもしれません。
考えたところで何なのか全然わかりません。
その人に「あなたはなぜ思考できないんですか」「あなたはなぜ理解できないんですか」
って聞いたところでたぶん求めている答えは返ってこないでしょう。
逆に正確に「僕は脳みそが半分ないんです。」とか「思考に際し意味を除外しております。」とか
そんな返事が返ってきたら驚きです。
客観的に思考できない自分を見つめなおすことができていると言えるので、
「では思考してください。」という話から始めて、なんとかその"頭の悪さ"を改善させることができるでしょう。
でも、たぶんそういう人は少ないでしょう。頭の悪い人は思考ができていない、メタ的な視点も持ち合わせていない人だと思います。
そういう人の思考回路ってどうやって理解したらいいんでしょうか。
ブラックボックスの中身を覗くようなものですね。
外からじゃ構造はわからないけど、何かを言えば何かが返ってくるし、何かをやらせれば何かをやるでしょう。
ブラックボックスの指向を施行してみます
ブラックボックスの性質を見る方法として、結果から推測する方法があります。
■←これをブラックボックスとしましょう。
2を■に入れると4がでてきて、3を■に入れると6がでてくるとします。
ブラックボックスはおそらく「×2」という性質をもっているでしょう。
でも、-1を入れたらが返ってきちゃうかもしれません。
正の数を入れたときには×2を返しますが、負の数を入れたら×を実行するブラックボックスの可能性は否めません。
その意味で、ブラックボックスの性質をすべて明らかにすることは難しいでしょう。
他にも方法があって、例えばブラックボックスに入れても変化しないものを見つけるというものがあります。
つまりブラックボックスの性質を既に持っているような物を見つけて、それを通してブラックボックスの性質を理解するというものです。
例えば、
◆←これをブラックボックス2としましょう。
犬を◆に入れると牛がでてきました。やべえ構造してるな。
猫を◆に入れても牛がでてきました。やべえ
牛を◆に入れたら牛がでてきます。変化していません。
2を◆に入れても牛がでてきました。
つまり◆っていうのは入れたものを牛にするブラックボックスだろうと予測できます。
これはかなり強く◆の性質を保障してそうですね。
2でも犬でも猫でもいいんですから。
思考を施行してみます
話が逸れてしまいましたけど、たぶん僕が言いたかったのは、
こういう中身のわからないものについても人間は思考する手段を持っているということです。
何故この馬鹿は思考できないんだろう、何故このアホは理解できないんだ?
ぶん殴りたくなるのもわかりますけど、僕らだって馬鹿やアホのことが理解できないんです。
もしかしたら人間より猿の方が高等生物で、
既に火星へと侵略していたり、透明になって人間の目を掻い潜る能力を会得していたり、人間に化けていたり、人間の子供として産まれてきたり、
しているかもしれませんよ。
人間の思考は猿に駄々漏れしているかもしれない。
あなたがアホだと思ってる相手は何かの思考があってアホのフリをしていて、何故かはわからないがあなたをイライラさせているのかもしれない。
ああ、社会怖すぎる。
僕は人間に向いていないので、猿のようにシコシコして寝ます。